冷えについて|瘀血について|母体づくりについて漢方不妊治療の実際治療実績
院長より
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漢方不妊治療の考え方

不妊を訴える人で特に器質的にが大きな問題はないが、なかなか妊娠しない人がいます。
事実、当院でも漢方治療を希望する多くの患者さんがこのタイプの方です。
しかし、このような患者さんも東洋医学的な視点から見ると様々な機能的問題を抱えています。
Keywordは冷えと瘀血(おけつ)そして母体づくり。
それらについてこれから述べていきましょう。

冷えについて 瘀血について 母体づくりについて
瘀血について
1.瘀血とは

漢方でいう不妊のもうひとつの大きな原因、それが瘀血です。瘀血とはウッ滞している血液。古血(ふるち)ともいいます。今でいうドロドロ血液です。それをサラサラ血液にし、血液の循環を良くします。瘀血が体内にたまると、体の様々な機能に悪い影響を及ぼします。特に女性の子宮・卵巣は瘀血の影響を受けやすいところです。瘀血がたまることにより、排卵障害や生理不順、および生理痛などを起こし、人によっては子宮筋腫・卵巣のう腫・子宮内膜症などの原因にもなります。もちろん、不妊の大きな原因にもなります。

2.なぜ瘀血がたまるのか

本来の体質的な要因と、後天的な要因としては食生活が考えられます。つまり、油物や甘い物を好んで食べ体重が増加した人などは、より多くの瘀血がたまると思われます。要するに、肥満も不妊の大きな原因になるのです。余分な脂肪がついている人は女性ホルモン、とりわけ、エストロゲンが低下しやすくなります。漢方的にいえば体重が増えることでより瘀血が作られます。それが末梢での血液の流れを阻害し、子宮・卵巣の機能を低下させ、ホルモンのアンバランスを生じさせることになります。

3.もうひとつの瘀血の原因

もうひとつの瘀血の原因として長期のホルモン治療が考えられます。体に刺激を与え、補うためにはある程度は必要だと思われます。ただ、むやみに長期に行ってしまうと、人によっては体重が増加し、漢方的には新たな瘀血を作る原因にもなります。

不妊治療で重要なのは冷え瘀血をなくすことです。そのためには余りにも長期のホルモン剤の使用は体に無理をかけホルモン・バランスが狂い、かえって逆効果になる人もいます。当診療所で妊娠された患者さんの70%近くの方が西洋医学的治療を行っていましたが、実際には漢方治療により妊娠された方の80%は自然妊娠です。このことからいかに冷えや瘀血を改善し、母体を作ることが重要なのかが分かります。

それについては次の項で述べましょう。

院長  寺師 碩甫



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