新型コロナウイルス~致死率は低いが感染力が高いのが問題

1)  なぜ新型コロナウイルスは怖いのか
致死率は低いが感染力が高いのが問題のが問題

個人個人でみれば、新型コロナウイルスはさほど怖い存在ではありませんが、日本全体、世界全体ではとても怖い存在です。

新型コロナウイルスの問題は、致死率は低いが感染力が高いということです。現時点では、新型コロナウイルスに対する免疫を日本に限らず世界中の多くの人が持っていません。そのために地球規模で感染が広がりつつあります。

しかし、致死率はそう高くありません。現に(一部の人を除けば) 若い人は体力もあり免疫力も強いので新型コロナウイルスに対する免疫を獲得しやすく、そのために多くの若い人は軽症もしくは無症状ですむのです。             

ここが今回の問題の本質であり重要なところです。

その軽症・無症状ゆえに、結果として新型コロナウイルスを世間に広く拡散する素地を若年層が作ってしまうのです。それが年齢層の高い体力や免疫力の弱い人々に拡散すれば、重症化する人が増えるのは明らかです。      

ここで問題になるのは感染力が高いことです。今まで人類は様々な細菌やウイルスに遭遇して来ました。その際には、ウイルスに対して人間は圧倒的に不利な状況に立たされます。それは多くの人が新しいウイルスに対する免疫を持っていない為に急速に広がるからです。今回の新型コロナウイルスでも同じことが言えます。”人類の歴史は感染症との戦い”といわれるのもそのためです。

2)  感染力が高く致死率が低いとは┅
若い人から、身近な”お爺ちゃん”や”お婆ちゃんに
感染が広がるということ      

今回の新型コロナウイルスも致死率はさほど高くはありません。だからこそ免疫がない多くの人々に感染し、裾野が広がる可能性があるのです。それが高齢者にも広がれば、当然のごとく死亡者数が増えることになります。致死率は低くても、感染者の分母が増えれば、全体での死亡者数が増えるのは当然です。

3)  感染しないためには┅
自己免疫力のupが大事。

最初に述べたように、個人個人(特に若年層)でみれば新型コロナ ウイルスはさほど怖い存在ではありませんが、高齢化社会が進みつつある日本及び世界全体ではとても怖い存在です。そのために感染しない体作り。感染しても軽症ですむ体作り。自らの自己免疫力を高める体作りが大切です。そして感染した際には人に移さない節度ある行動が大切です。

”人類の歴史は感染症”との戦いですが、今回は一人一人が自らの『健康管理改革』と向き合う”人類を救う”ための戦いとも言えます。