漢方で*赤ちゃん迎える院長blog

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2021年5月

表面の冷えと内面(深部)の冷え-5~体の芯の冷えを治して妊娠力を高めることが大切

前回までは、冷えのぼせの症状で 寝相が悪い。口乾・口渇や睡眠中手足が火照る。“自分が暑がりか寒がりか分からない”などの話をしました。 ただし、冷えのぼせの状態には個人により程度の差があるので、全ての症状が現れる訳でもありません。また『上熱下寒(じょうねつかかん)』という言葉が漢方にはあります。人間の身体は暖かいものは上に向かい、冷たいものは下に向かうという意味です。特に実熱以上に虚熱ではその傾向が […]

表面の冷えと内面(深部)の冷え-4~体の芯の冷えの治して妊娠力を高めることが大切

寝相と虛熱の関係の話の続きです。 以前、診察していた時に寝相の話し始めたら、患者さんの旦那さんが『私はベッドの下で寝ます』と云う人がいました。理由を聞いたら、奥様の手足が飛んできて安眠できないと┅奥様は隣ですまなそう顔をしていました。なかなか自分の寝相の悪さは気付かないものです。 その後、奥様に六味丸地黄丸を服用してもらい、この“冷えのぼせ“は改善しました。今は一緒に寝ているそうです。そりゃ、不妊 […]

表面の冷えと内面(深部)の冷え-3~体の芯の冷えを治して妊娠力を高めることが大切

外面の冷えと内面(深部)の冷え。内面の冷えから生じるる熱は虛熱です。ただし虛熱といえども熱ですから、熱は軽い空気ように上に昇る性質があります。上半身が暖まりやすいのはこのためです。冷たい空気は重いので下るのと逆です。クーラーなどで足元が冷えるのはこのためです。この様な状態を漢方では『上熱下寒(ジョウネツカカン)』といいます。 上半身に昇った熱は喉に留まり喉を渇かし(口渇~コウカツ)、冷たい飲み物や […]

表面の冷えと内面(深部)の冷え-2~体の芯の冷えを治して妊娠力を高めることが大切

ある新婚💕🏠️💑💕家庭の冬の風景┅ 寒い冬の朝の外出時。足には厚手の靴下を履き手には手袋。厚手のコートを羽織り首にはマフラーを巻く奥様。そんな様子を見て冬でも薄着の旦那様、『そんな着込んで。本当にキミは寒がりだなぁ~。冷え性だネ。』と。 外から帰ると、家が寒いので直ぐに暖房を付け部屋を暖める。ごく当然のことです┅。しかし、暫くして部屋がそう暖まらない内に、足元はまだ冷たいままだが上半身が熱くなり、 […]