漢方で*赤ちゃん迎える院長blog

妊活にはミトコンドリアをふやすスロースクワット(実践編)

今回は、いよいよ『スロースクワット実践編』です。

スクワットは、以前より私も患者さんに以下の3つの理由で勧めてきました。

1)  太ももの筋肉(大腿四頭筋及び内転筋)を鍛えて骨盤内血流を増加させ子宮・卵巣を温め機能をアップさせる。結果として「卵子の質」を向上させ着床に大切な子宮内膜も厚くする。

2)  足の筋肉は体全体の60~70%を占めるので筋肉量を増やすと代謝を高め脂肪が燃えやすくする。結果として体重が減りやすく維持もしやすくなる。(多いにダイエット効果が期待できる。)

3)  お尻の筋肉(大臀筋)を鍛えるとヒップアップ効果により美容にも良い。

そのためにも、このスロースクワットは有効な方法だと思います。

スロースクワットのポイント

1)脚幅を肩幅よりも少し広くして立ち、足の角度を30度(八の字)に開き、太もも(膝)と同じ向きでスクワットをする。

2)お尻を後ろに引いて上体を下げる時に胸を張って背筋をのばし、手を前に出して体全然のバランスを取るようにする。そして、膝を痛めない為に膝を足先より出さないように注意する。 

3)呼吸を止めずに10秒かけて上体を降ろして2秒キープして、その後で上体を戻す。

4)10回繰り返したら4~5分休憩し、これを3セット繰り返す。

5)合計30回を週に2回おこなう。

鍛える筋肉は、大腿四頭筋、内転筋、ハムストリングス、腹筋、背筋、大臀筋。

~詳しい方法は、NHK『ガッテン』のHPでスロースクワットを参考してください~

~ミトコンドリアが増えて、白い筋肉がピンク筋肉になるので『ピントレ』とも言っていますね~

私も、10月からの4ヶ月実行して確実に2㎏は体重が減りました。患者さんに勧める手前、確実に週2回は実行しましたが┅

例年、年末年始で食べ過ぎ飲み過ぎでこの時期は体重が2㎏位増えていますが、今年は体重の増加がないどころか減っていました。

確かにキツイ運動です。私も、長年ジムに通っていますが、大抵の運動は3週間で慣れますが、この運動は3ヶ月経っても相変わらずキツさを感じます。

先日、来院した患者さんは、このスロースクワットをこの2ヶ月間実践していました。体重が減り腹診からも明らかにお腹の脂肪が減っていました。でも、彼女は30回週2回ではなく、毎日10回行っていました。

そうですねえ┅

私も、最初の1回目は良いですが2回目3回目は心が折れます。確かに、日に10回×週に6日=60回で1週間の合計は同じかも知れません。続けるためには、心の負担を減らすことも大事ですね。(私も、最近、ピロリ菌除菌の時で仕方なしに休肝日を秋から始めました。最初は週4回と思いましたが続けるために週3回にしました・・;)

ところで、私はスロースクワットをする時に┅

手を思いっきり前に伸ばし背中をしっかり伸ばし意識をして腹筋を凹ましています。腹筋を鍛えれば同時に背筋も鍛えるとことができます。足の筋肉を含めて体の中の大きな筋肉を同時に一緒に鍛えれば一石三鳥で、より一層代謝が高まり脂肪の燃焼しやすい体になると考えています。

体の筋肉は上・中・下との感じですから、患者さんには腕立て・腹筋・スクワットで筋肉をつけて冷えの改善をしましょうと話しています。このスロースクワットなら、足の筋肉と腹筋・背筋を同時に効率よく鍛えられると考えます。(私は、スロースクワットを3セットする間の時間に腕立て伏せをしています*^^*)

結論)

スロースクワットは、大腿筋・腹筋・背筋・骨盤内血流増加(子宮・卵巣機能up)・ヒップアップと、“一石五鳥”で非常に効率よい運動だと思います。スクワットは地味できつい運動ですが、継続すればピンク筋肉を増やし体重の調節も容易になり、同時にミトコンドリアも増やし卵子や精子の改善にもつながり、妊活にとっても大いに役立つものと考えます。

追伸) この運動の良いのは週2回で済むことです。月水金、火木土の週3回だと気が滅入りますが、週2回だと気が楽で続けられやすいと思います。そして、“ただ” です。あとは、本人のやる気ですネ♪♪

ところで、次回は来院された患者さんのからの “wideスロースクワット”の情報を・・・。勿論、妊活にも役立ち『一石十鳥』です!!??

追伸-2) この追伸は2020年の4月に書いています。現在の新型コロナウイルス対策として、筋トレ💪→筋肉量up→体力up→免疫upが注目されています。新型コロナウイルス&スロースクワットと漢方&妊活についてblogをupしています。そちらも是非とも読んでみて下さい。

新型コロナ問題。最後は、個人とウイルスが1対1で向き合うしかない。罹らない体、罹って軽症にすむ体。そのためには普段からの養生(食事・睡眠・運動)が大切。そして、その養生は母体作りにもつながり妊活と同じ道。

因みに、最近の筋肉マン💪の准教授の先生が言っいたフレーズが気に入っています。『浅いスクワット』は『浅はかなスクワット』と、、、。よりキツくして筋肉に負担をかけることが大事なのですね。なるほど👀

私も、新型コロナ対策として(ジムに行けない分┅)、wideスロースクワットを月火・木金で行ない、筋トレしない水土は有酸素運動で歩いて健康に注意しています。

妊活にはミトコンドリアをふやすスロースクワット(筋肉*脂肪編)