CATEGORY

漢方薬について

天気頭痛~五苓散&半夏白朮天麻湯

今回のblogは、前回の続きのはずでしたが、 診察中に、患者さんからテレビで “今年は天候不順で雨や曇りが多く『天気頭痛』の人が多い“ という話しをしていたと聞きました。『天気頭痛』?? でも、良く聞いてみると漢方でいう『水毒(スイドク)もしくは水滞(スイタイ)』のことでした。えっ、ン、そんなのは、3000年前の昔から、漢方界では有名な事柄┅ ということで、今回は『天気頭痛』の話しをblogに書く […]

風邪症候群(新型コロナ)と漢方薬(補剤の使い方)~十全大補湯・人参養栄湯・柴胡桂枝乾姜湯

急性期の対処も大事ですが、現在の医学が高度化した時代、急性期の時期に漢方薬の出番はほとんどないと思います。特に今回の新型コロナウイルス場合は、症状が急変し容態が悪化しやすいので、そのような場合は、現在の救急医療の対応が必要だと思います。 しかし、昔から「風邪は万病のもと」と言うように、普段からの養生が大切です。しかし、日本🗾は以前より風邪を甘くみる風潮がありました。今なら、37.5度の熱で会社に行 […]

風邪症候群(新型コロナ)と漢方薬(正しい葛根湯の飲み方)~葛根湯・麻黄湯

漢方の古典に『傷寒論(しょうかんろん)』という本があります。約2000年前に張仲景(ちょうちゅうけい)によって書かれたとされています。その序文に、”私(張仲景)の一族は昔200人以上もいたのに、建安元年(西暦196年)から10年も経たない内に、死んだ者が3分の2に達し、その死者の10人に7人は傷寒(伝染病)によるものだった。たくさんの人が亡くなり若い人も亡くなり、彼等を救えかった無念さ悲しさ悔しさ […]

新型コロナウイルスと自己免疫力Up~自らの『健康管理改革』へ-2

これまでも、人類は新型ウイルスに対峙した時に、それに対する自然免疫を持っておらず、圧倒的に不利な状況に追い込まれました。それは過去の事例が物語っています。スペイン風邪しかり、香港風邪しかり、アジア風邪しかり、SARS、MERSしかり、新型インフルエンザしかり、そして今回の新型コロナウイルスしかりです。 しかし、人間はその時代に即した知恵と叡智、そして医療技術を振り絞り、それぞれの戦いに挑み克服して […]

新型コロナウイルスと自己免疫力Up~自らの『健康管理改革』へ-1

コロナウイルスは、もともと冬の風邪の15~20%を占めていています。昔からの冬の風邪の常連であり古株でもあります。このコロナウイルスには6種類あり、普段から日常的に感染するのは4種類。あとの2種類が2002年に発生したSARS(重症急性呼吸器症候群)と2012年に発生したMERS(中東呼吸器症候群)です。 今回の新型コロナウイルス、確かに少し遺伝子が変異して新型ですが元々がコロナウイルスです。多く […]