漢方で*赤ちゃん迎える院長blog

妊活はあきらめました┅が-2

また、女性ホルモン系は脳内の繊細なバランスの上になり立っています。

さらに、生理は排卵の結果として起こるものであり、一連の体内のホルモンの流れ(脳→排卵→生理)の結果として起るものでもあります。ですから単に生理だけ起こせば良いというものではありません。

ピルを使い(低用量ピルとしても)排卵を起きず生理を起こしていると脳が混乱🌀😱してしまいます。

また人間は楽な方向に向かう傾向が有るので、排卵がない生理が楽だと脳が感付くとそちらの方に体がなびき、強いては脳の機能が退化し結果として排卵が来なくなる可能性もありますその様な事は滅多には起きない事なのですが、時々は有る事なのです。

先日のNHKの放送はとても勉強になる部分も有りましたが、低用量ピルのすべてという主旨の放送は私としては首を傾げざるを得ません。

なぜなら、それは漢方では瘀血の問題であり駆瘀血剤を処方すれば済む話の問題だからです。瘀血は生理で少し減り排卵日以降の高温期に増加します。これが生理前症候群(PMS)の本質です。駆瘀血劑を服用して瘀血を減少させれば生理前症候群(PMS)は改善されていきます。ですから安易にピルを服用し体全体に負担をかけ自然な流れのバランスを乱す方が、女性の体にとっては余程大きな問題になると思います。

漢方不妊治療の考え方

私はピル服用後に排卵が来なくなって悩む人、服用中に酷い更年症状に悩まされ、それがピル服用後も続く人。もしくは子宮内膜症の治療で生理を止めて更年期症状に苦しむ様々な患者さんを診て来ました。

また、生理痛にしろ頭痛にしろ胃痛にしろ痛みは体の注意信号。その根本的なの原因を治さずに安易に薬に走ることは、将来的にはその人の体に大きな禍根を残すことになるかも知れません。

また、人間の体は賢いものです。言い替えれば脳は賢いものです。体がしんどい(;´Д`)ハァハァと思えば、生理を止めて体を守ろうとするものです。(生理は一回で80~100ml、年間では1リットル出て女性の体の負担になっています) 体の調子が整えば生理はまた自然に来るものです。そこにホルモン劑を使い生理を起こさせられると、、休養が途中で中断され体の方はムッ😠💨とします。要するに生理周期が長引いたり止まったりした時は体の防衛反応のこともあります。

また、閉経も1つの体の防衛反応です。考えてもみて下さい。60才70才80才のおばあちゃん達👵が年間1リットルの出血が有ったら┅。年と共に体力が衰えそこに出血が加わればますます体力が衰えます。ですから、生理が有っても体力が保てる50才位までは生理が有るのです。そしてこの仕組みが作られたのは┅、まだ生まれる前のお母さんのお腹の中🤰の時です。自然の摂理には驚きと感嘆しかありません。

生理周期は30日がだいたい基準なので、1回抜けて60日2回抜けるて90~100日。そのくらい間生理が来ないと脳が反省して75日目くらいに排卵を起こしその2週間後に生理は来るものです。ただし、100日を超えて生理が来ないと脳にサボり癖が付くのでホルモン劑を使って生理を起こすように指導します。

そして、この安易にホルモン劑を使う傾向は、今の高度生殖医療にもつながっていると思います。

ホルモン治療を開始したらかえって生理が狂ったという人が多く見受けられます。せっかく自分の脳でコントロールしていた生理がホルモン劑投与の影響を受けて困る😓のでしょうね。外的刺激よる一種の脳の混乱🌀😱状態に陥ったともいえるでしょう。

30年以上に渡り様々な不妊症の患者さんを診察してきて思うことは┅、患者さんの多くは漢方薬の治療などで自ら冷え瘀血を改善し、そしてそれに加え食事・睡眠・運動などの日々の養生を行えば、無理に高度生殖医療を行わくても自然妊娠する力は自らの体に充分備わっていると確信しています。

そして、高度生殖医療を行う場合でも、漢方で冷え瘀血を改善し体質改善を行い妊娠しやい流産しにくい母体作りをして、高度生殖医療に望むことが大切だと思います。