漢方で*赤ちゃん迎える院長blog

表面の冷えと内面(深部)の冷え-4~体の芯の冷えの治して妊娠力を高めることが大切

寝相と虛熱の関係の話の続きです。 以前、診察していた時に寝相の話し始めたら、患者さんの旦那さんが『私はベッドの下で寝ます』と云う人がいました。理由を聞いたら、奥様の手足が飛んできて安眠できないと┅奥様は隣ですまなそう顔をしていました。なかなか自分の寝相の悪さは気付かないものです。 その後、奥様に六味丸地黄丸を服用してもらい、この“冷えのぼせ“は改善しました。今は一緒に寝ているそうです。そりゃ、不妊 […]

表面の冷えと内面(深部)の冷え-3~体の芯の冷えを治して妊娠力を高めることが大切

外面の冷えと内面(深部)の冷え。内面の冷えから生じるる熱は虛熱です。ただし虛熱といえども熱ですから、熱は軽い空気ように上に昇る性質があります。上半身が暖まりやすいのはこのためです。冷たい空気は重いので下るのと逆です。クーラーなどで足元が冷えるのはこのためです。この様な状態を漢方では『上熱下寒(ジョウネツカカン)』といいます。 上半身に昇った熱は喉に留まり喉を渇かし(口渇~コウカツ)、冷たい飲み物や […]

表面の冷えと内面(深部)の冷え-2~体の芯の冷えを治して妊娠力を高めることが大切

ある新婚💕🏠️💑💕家庭の冬の風景┅ 寒い冬の朝の外出時。足には厚手の靴下を履き手には手袋。厚手のコートを羽織り首にはマフラーを巻く奥様。そんな様子を見て冬でも薄着の旦那様、『そんな着込んで。本当にキミは寒がりだなぁ~。冷え性だネ。』と。 外から帰ると、家が寒いので直ぐに暖房を付け部屋を暖める。ごく当然のことです┅。しかし、暫くして部屋がそう暖まらない内に、足元はまだ冷たいままだが上半身が熱くなり、 […]

表面の冷えと内面(深部)の冷え-1~体の芯の冷えを治して妊娠力を高めることが大切

今年も、やっと冬が終わり春になりました。と云うか少し暑いくらいですね 。もうすぐ5月ですからしかたないかぁ~。 (私も、先々週から仕事前のコーヒーをホットからアイスに変えました。でも昼間は暑くでも朝晩はまだまだ寒い日も┅) ところで、今年の冬を振り返えると寒暖差の激しい不安定な冬でした。たとえば1日の中では朝晩と昼との温度差が激しく、1日の気温の差が軽く倍くらい違う日が何日もあり今でもそうです ( […]

赤ちゃんを迎えやすい母体作りのために

漢方不妊治療の立場から言えば、勿論、自然妊娠が一番だと思います。しかし、高度生殖医療技術(薬剤・受精技術・培養技術・凍結技術等々)の進歩もあり高度生殖医療での妊娠も選択肢の一つと考えています。ただ、昨今の高度生殖医療の妊娠率などの伸び悩みの状態をみると、高度生殖医療とは違う型のアプローチを考える必要があると思います。妊娠するのは生身の人間の体です。自然妊娠するくらいの~赤ちゃんを迎えやすい体の状態 […]

天気頭痛~五苓散&半夏白朮天麻湯

今回のblogは、前回の続きのはずでしたが、 診察中に、患者さんからテレビで “今年は天候不順で雨や曇りが多く『天気頭痛』の人が多い“ という話しをしていたと聞きました。『天気頭痛』?? でも、良く聞いてみると漢方でいう『水毒(スイドク)もしくは水滞(スイタイ)』のことでした。えっ、ン、そんなのは、3000年前の昔から、漢方界では有名な事柄┅ ということで、今回は『天気頭痛』の話しをblogに書く […]

えっ、閉経😭⁉️今年の秋は、生理不順の人が多い┅

久し振りにblogをupします。 今年は、年明け直ぐからの新型コロナウイルス騒ぎ。 それから┅、 「新型コロナウイルス~致死率は低いが感染力が高いのが問題」 「新型コロナウイルスと自己免疫力Up~ 自らの『健康管理改革』へ」 「新型コロナウイルスと自らの健康管理改革~ 妊活にもつながる道」 「新型コロナ対策&妊活としてのミトコンドリアをふやすスロースクワット-1~免疫力upのために」 「新 […]

新型コロナを含めて、今後も出現するであろう新型ウイルスに対する免疫力Upのための漢方補剤の活用~未病を治す―3~帰脾湯・桂姜棗草黄辛附湯

『風邪は万病のもと』と昔からと言われています。しかし、以前より日本では風邪を甘く見る風潮がありました。風邪を引かないための普段からの養生が大切ですが、それを甘く見る風潮が社会に限らず個人にもあります。また、それは日本社会に限らず欧米社会でも同じことであり、新型コロナウイルスが世界中に蔓延した一つの要因になっているとも思います。 昨今では、「新型ウイルスとの共存を図る」と言われていますが、今までの人 […]

新型コロナを含めて、今後も出現するであろう新型ウイルスに対する免疫力Upのための漢方補剤の活用~未病を治す―2~十全大補湯・補中益気湯

今回の新型コロナウイルスに対して、中国では「清肺排毒湯(セイハイハイドクトウ)」という新しい処方が作られました。この処方は傷寒論(ショウカンロン)、金匱要略(キンキヨウリャク)中の、「小柴胡湯(ショウサイコトウ)」、「麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ)』、「五苓散(ゴレイサン)」、「射麻黄湯(ヤカンマオウトウ)」という処方に山薬(サンヤク)、霍香(カッコウ)などを加味して成り立っています。 傷 […]

新型コロナを含めて、今後も出現するであろう新型ウイルスに対する免疫力Upのための漢方補剤の活用~未病を治す―1~清肺排毒湯

有史以前より、 ”人類の歴史が細菌もしくはウイルスとの戦い” であるということは、歴史のこれまでの様々な事象からみても自明の理です。そしてこの戦いの歴史は、人類が続く限り未来永劫続く事象であるとも思います。ウイルスは変幻自在に変化します。今回の新型コロナウイルスに対する薬剤やワクチンが開発されたとしても、近い将来、新手の新型ウイルスが必ずや出現するでしょう。 昨今では、「withコロナ~新型ウイル […]